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音量とバランス

 歌手の浜崎あゆみさんですが、左耳が聞こえなくなったとはここの所のニュースで話題になっています。今回彼女が発症したと言う突発性難聴ですが、やはり職業病説が浮上してきましたね。ヘッドホンですら大音量で聞けば耳に多大な悪影響を及ぼすと言いますが、況や至近距離でベースやドラムの音を聞き続ければ、これがどういう結果をもたらすかは自明でしょう。

 かねがね思っていたことですが、ライブハウスの音量と言うのは馬鹿でかすぎると思うのです。正直な所、ライブハウスに数時間居続けるというのは結構耳に負担が掛かって辛い物があります。やがて耐えられなくなって一番後ろのほうに逃れる事が多いんですが、それでもあの閉鎖空間ですから相当な音量が耳に届くわけです。酷い時になると、ライブの日、自宅に帰宅してシーケンサを開いてもまともに曲が作れない時があります。長時間耳が大音量に晒された弊害で微細なバランスが分からないのです。殊オーケストラの場合。

 ギターにせよ、ベースにせよ、とりわけアンプリファイアを通す物ならなんであれ、楽器の一番良い音を鳴らすためにそこまでの大音量と言うのは必要ないと思うのです。僕はバンドを組んでいる人間では無いのでそこの所詳しくは分かりませんが、楽器と言うものは、どんなものであれ、演奏する会場に合わせた適切な状態が存在するはずです。ライブハウスならライブハウス、ラウンジならラウンジ、ホールならホール、と言った具合に。奏者は各々の環境に於いて楽器が最も映えるカスタマイズに神経を使うべきではないかと言うわけです。

 実は概して奏者は気付いていないのですが、楽器と言うのは思っているより結構大きな音で鳴っているもので、それは演奏を客観的に聴いてみると分かったりするのです。僕は中学二年の時に吹奏楽の世界に足を踏み入れましたが、初めて部活動を見学した時に驚いたのがその音量。それまでピアノばかりを弾いてきた人間にしてみると、数十本の管楽器が一斉に音を奏でる迫力と言ったらそれは相当インパクトがあるものでした。

 しかし数ヶ月もして合奏に加わるようになり、自身も奏者の位置へと回ると、不思議と耳が苦痛を感じなくなりました。勿論慣れと言うのもあるのでしょうが、一番の理由はその位置そのものでしょう。簡単な話で、管であれスピーカーであれ、発音部は奏者の方を向いていないのですし、耳も楽器を正面から捉えていないのですから。楽器は必ず演奏を聴く客の正面に向かって音が鳴るようになっているわけです。

 ですからライブハウスに於いても同様に、アンプやスピーカーの向いているスペースと、プレーヤーの立ち位置は、かなり音量・音圧の差があるのは言うまでも無いでしょう。その差たるやナチュラルインストゥルメントの比では無いわけです。勢いに任せて無思慮に音量・音圧を上げるがために、客観的に聞いてみてプレーヤーが何をやっているか分からない何て言うのがざらにあるのです。特にライブ。慣れないバンドほど厳しい。「俺ここ凄い目だつことやっててさあ、カッコいいだろ?」「いや、ごめん、全然分からなかった」じゃ笑えないでしょう……

 各々の楽器を最も映える音で鳴らし、調和を保ってこそ、真に人を興奮し、感動させる音楽が生まれることでしょう。プレーヤーはそう言う点に嫌と言うほど神経を使っていいと思うのです。少なくとも、僕が楽器に触れる際はそうしたいですね。
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Comment
2008.02.06 Wed 10:57  |  大嶋 #WZlCKC0A
概ね賛同しつつも、何が何だか分からないほどの大音量が、体にドスドス来ることに快感を覚える人がいることも、それが音楽であることも否定できない。
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2008.02.06 Wed 21:46  |  T.Shiraiwa #CGSys/Bo
尤もではありますね。原始的で暴力的なリズムやトーンが時にえも言われぬ快い緊張や高揚をもたらすことは多々ありますからね。ただ自身としてはそれを延々聴き入れる行為を音楽だとは考えていないので、上に至った次第ではあります。まあ「個人の趣向だ」と言われればそれ以上言う事は何も無いので、何とも言い難いですね。
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